勝手にフランスオペラ紹介「真珠採り」ビゼー
(第一幕)
舞台はセイロン島の海辺、真珠採りの漁師の男女の合唱と踊りで幕が上がる。
部族の長ズルガと久々に島に戻って来た狩人ナディールが、かつて一人の美しい女性を巡って恋敵だった想い出を語り合っている。
(ズルガとナディールの二重唱)
そこへ長老が村の守り神として巫女を連れて来る。巫女は顔をベールで隠したまま、民衆の前で純潔を誓う。が、その声を聞いてナディールは驚愕する、かつて愛したレイラの声だ!
🎵ナディールの有名なアリア
「耳に残るは君の歌声」(2016年ポレンザーニ)
https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=WvJ95U9U9tE
巫女レイラもナディールに気づき身を震わせながらも神に祈りを捧げる。
(第二幕)
その夜、レイラは長老に昔の話をする。子供の頃、暴漢に追われた男を匿い、感謝の念とともに真珠の首飾りをもらったことを。
そして一人になり、暗闇に怯える。昔は暗い夜も彼(ナディール)が葉陰から見守ってくれていた…
🎵レイラのアリア
「かつての暗い夜は」(マリア・カラス)
https://m.youtube.com/watch?v=t68KyH9rczg
そこへナディールが登場、レイラは拒絶しつつもナディールの情熱と運命の力に抗えない。
(二人の愛の二重唱)
密会を長老に見つかり村人たちも激怒、処刑しろとなるが、ズルガは寛大に逃してやる判断を下そうとする。
ところがベールを取った巫女を見て、かつて愛したレイラと知り、嫉妬と怒りに駆られて二人に処刑宣告をしてしまう。
(第三幕)
後悔の念にさいなまれるズルガの元にレイラが現れる。ズルガは喜ぶが、ナディールの命乞いのために来たことを知り激怒。
処刑の日、レイラはズルガに形見として母に渡してほしいと真珠の首飾りを手渡す。それを見たズルガは昔自分を暴漢から助けてくれたのがレイラだったことを知る。
処刑場では村人たちが興奮している。
(覚悟を決めたナディールとレイラの二重唱)
そこへズルガが「村が燃えている!」と駆け込んで来て大混乱となる(実はズルガが火をつけた)。誰も居なくなったところで、ズルガは二人を逃がす。
やがて戻って来た長老や村人たちに裏切りを知られ、ズルガは襲われる。
逃げることのできたナディールとレイラの喜びの二重唱が聞こえ、ズルガは安堵して死す。
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